令和時代の子供との関係

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毎日、しつけに悩んで、つい感情的に怒ってしまったり、叱ることが多くなってしまうというお母さんの声が多く聞かれます。

その背景には、これまでの発達段階や、親子関係など様々な理由がありますが、やはり一番は「子供はこうあるべき」という親の側にある「子供の理想像」が、それをはずれるような子供の行動を目撃した時に、親の側の不安を刺激するということが大きいかと思います。

「このまま大人になったらこの子は駄目な人間になってしまうかもしれない・・・」「私がしっかりしつけていないから、こんなに言うことを聞かないんだ・・・」など、将来を不安になったり、自分を責めたりと、子育てはまさに葛藤の連続ですよね。

私自身ももちろん現在子育てをしていく中で葛藤の連続です。

親は子供を、思いやりがあって、優しく正しい大人に育てようと必死になって子育てをします。しかし、それにも関わらず、現在の調査では29歳までの若者の二人に一人が「自分には価値がない」と思っているという日本の調査結果がでています。これは、世界的にみても日本の若者は自己肯定感がとても低いことがわかる衝撃的な事実です。

なぜでしょうか? 私達親世代が育ってきた環境、価値観、親子関係では、現在の子育てはうまく機能しなくなってしまったということがひとつあると思います。

数十年前と今とでは、子育ての環境も、社会の人間関係も、世の中の価値観も大きく変わってしまっているということです。

そして、今必要とされていることは、子供を育てる大人側がそれをしっかりと認識して対応を変えなければならないということです。

子供は我慢の限界に来た時、暴れる、引きこもる、自傷するなど様々な手段によって、そのエネルギーを発散しようとします。

それは、大人でも一緒ですよね? 子供も一人の人間として、信頼し、尊敬して接するということが大変重要な時代になっていると思います。

 

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